半田市
非核平和都市宣言
半田市
原水爆実験禁止並びに核兵器持込み反対核非武装宣言に関する決議
人類はいま多くの科学者も指摘する如く、核実験と核兵器武装による原爆死か、実験禁止協定と平和共存による繁栄かというひとつの岐路に立っています。
本議会は平和を愛する七万市民の世論に応え昨年3月20日の本会議で原水爆実験の即時中止に関する決議を行い、政府国会にその意志を厳粛に通告するとともに原水爆禁止第3回世界大会に2名の市民代表を派遣しました。
日本政府は国民世論に応えその後も核兵器実験を続けようとしている米、英、ソ三国に対して再々もの中止を要求してきましたが今日まで要求実現の段階に至っておりません。その上世界の緊迫した情勢は実験段階から核兵器による武装化の方向がとられております。
日本政府は「核兵器持込みには同意しない」「武装はしない」と言明していますが、日本の現在おかれている立場は決して生易しいものではなくそれ故単なる意志表明だけでは日本国民は安心することはできません。
具体的保障をうちたてる措置を急がねばなりません。いまこそ日本が核武装をしないという決意をすべての議会で全世界に宣言し、この堅い全国民の意志を背景に日本政府が関係諸国と約束をとりつける必要があります。
本議会は人類の生存をおびやかす実験を止めさせ、核兵器持込を許さぬため七万市民の期待に応え次の各項を厳粛に確認し決議とする。
(一) 政府は次のことを速やかに実現するため努力すること。
(イ) 米、英両国に原水爆の実験を即時全面的に停止し、東西首脳会議を開いて実験禁止協定が速やかに結ばれるよう努力すること。
( ロ) 日本本土、沖縄への核兵器の持込をさせないよう速やかに米国と協定を結ぶこと。
(ハ) 日本の「核非武装宣言」を行い、自衛隊の核兵器武装化を行わないことを世界に宣言すること。
(二) 本会議では
(イ) 8月東京で開かれる原水爆禁止第4回世界大会を支持し代表を送る。
(ロ) 核兵器実験を続ける国々に即時実験禁止を要請する。
(ハ) 本市は永久に核兵器による武装化がなされないことを保障し半田市の「核非武装宣言」を行う。
昭和33年6月6日
半田市
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