非核平和都市宣言

核兵器のない平和な世界を願う南三陸町宣言に関する決議

人類は、恒久の平和を願い、求めながらも、未だに、地球上のどこかで戦火が繰り広げられている。

核軍備の削減が進まず、世界平和と人類の生存に大きな不安と脅威を与えている。

過去に戦争の悲惨さを体験し、殊に世界で唯一の被爆国であるわが国は、核兵器の廃絶と軍備の縮小を希求し、全世界に訴え続けている。

南三陸町は、悠久の年月と先人の努力により、自然を守り幸せな暮らしを営んできた。我々は、この貴重な財産を子供たちに託し、未来永劫に引き継いでいかなくてはならない。同時に、子供たちに戦争の悲惨さと平和の尊さを教え、伝えていく使命がある。

かけがえのない地球、かけがえのない南三陸町。

南三陸町は、総ての核兵器の保有と開発に反対し、核兵器のない世界の実現と、併せて、人類が平和を求めて手をつなぎ、相互が認め育み合う世界を願い、町民の総意としてここに宣言する。以上、決議する。

平成２２年９月８日
南三陸町議会

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