日本非核宣言自治体協議会  
 
 
2000年9月 ロシア連邦  
 
 

8月28日から9月3日(現地時間)に3回の臨界前核実験を実施したとの報道を受けて、9月4日に抗議文を送付した。

 
     
 
2000年9月4日
在本邦ロシア連邦
特命全権大使
アレクサンドル.ニコラエヴィチ.パノフ 閣下
日本非核宣言自治体協議会会長
長崎市長
伊藤 一長
 
このたび、貴国が8月28日から9月3日にかけて、ノバヤゼムリャ島において3回の臨界前核実験を実施したとの報道に接しました。
現在、プーチン大統領閣下の訪日という貴国と日本の友好にとって意義深いこの時期に核実験の報道に接したことは大変遺憾であります。日本非核宣言自治体協議会の300の自治体とその住民を代表して、厳重に抗議するものです。
貴国が4月にSTART−U並びにCTBTの批准を行ったことは、核軍縮へ向けての貴国の積極的な姿勢を世界にアピールするものと、平和を願う世界の人々に期待を持って迎えられました。そして、去る5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議において、核兵器廃絶へ向けての明確な約束をうたった合意がなされたことは、核兵器廃絶を求める世界の人々に希望を与えました。
また、8月6日、9日には日本中の人々が原子爆弾の犠牲になった人々に思いをはせ、核被害者をつくらぬ誓いを新たにしたばかりです。
このような時期に、核兵器の維持、開発につながる核実験を継続することは、世界の人々の切なる願いを裏切る背信行為だと言わざるをえません。
貴国は世界の大国として、NPT再検討会議で合意された約束を実行するために、核兵器廃絶に向け主導的役割を果たすべきであり、その意味からも今回の臨界前核実験の実施は大変遺憾であります。
私たち日本非核宣言自治体協議会は、今回の核実験の実施に対して強く抗議するとともに、今後いかなる核実験も行わないように要請いたします。
ここに、今回の核実験に対する抗議文を送付いたしますので、本国へ伝達されるようお願いいたします。
 
 
     
 
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