日本非核宣言自治体協議会  
 
 
2004年8月
ロシア連邦
 
  今年初より数回にわたり、臨界前核実験を実施していたとの報道を受けて、8月11日に抗議文を送付しました。  
     
 
2004年8月11日
在本邦ロシア連邦大使館
特命全権大使
アレクサンドル・プロホロヴィチ・ロシェコフ閣下
日本非核宣言自治体協議会
会長 長崎市長 伊藤一長
 
 この度、貴国が北極海ノバヤゼムリャ島の核実験施設において、今年初めから臨界前核実験を実施し、今後も実施するとの報道に接しました。これに対し、日本非核宣言自治体協議会の326自治体とその住民を代表して、厳重に抗議します。
現在、国際社会では、核兵器の拡散が進み、核の闇市場の存在さえも明らかになり、核不拡散体制の崩壊が大きな懸念となっています。核保有国が核兵器に依存する姿勢を変えない限り、他国の核拡散を阻止できないのは明らかです。このような状況で、貴国の臨界前核実験を繰り返す姿勢は、国際社会が積み上げてきた核拡散防止と核軍縮の努力を無視し、世界の平和と安定を脅かすものであり、断じて容認できないものです。
 2000年5月に開催されたNPT再検討会議において核保有国による「核兵器廃絶への明確な約束」が盛り込まれた文書が採択されています。貴国は世界の大国として、核兵器の保有と開発につながるあらゆる核実験を直ちに中止し、核兵器廃絶へ向けた主導的役割を果たすよう求めます。
貴国の臨界前核実験実施に対し、日本非核宣言自治体協議会の名において、厳重に抗議しますので、本国へ伝達されるようお願いいたします。
 
 
     
 
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