2012(平成24)年12月 アメリカ合衆国
12月5日、アメリカ合衆国が臨界前核実験を実施していたとの報道に接し、次のとおり抗議文を送付しました。
抗 議 文
2012年12月7日
在本邦アメリカ合衆国大使館
特命全権大使
ジョン・V・ルース 閣下
日本非核宣言自治体協議会会長
長崎市長 田上 富久
本日、貴国がネバダ核実験場において、今月5日に27回目の臨界前核実験を実施していたとの報道に接しました。
日本非核宣言自治体協議会は287自治体とその住民を代表し、厳重に抗議します。
再選されたオバマ大統領が、今月3日、ワシントンの国防大学にて2期目も「核兵器のない世界」を目指すと演説された矢先の今回の核実験は、核兵器廃絶を願う世界の人々の期待を裏切るものであり、国際社会における核軍縮・不拡散への取り組みに逆行するものです。
貴国におかれましては、あらゆる核実験を即時中止し、真摯に核軍縮に取り組み、「核兵器のない世界」の実現に向けた主導的役割を果たされるよう強く求めます。
今回の貴国の臨界前核実験実施に対し、日本非核宣言自治体協議会の名において、厳重に抗議しますので、本国へ伝達されるようお願いいたします。