2011(平成24)年1月 アメリカ合衆国
1月6日、アメリカ合衆国が新型核性能実験を実施していたとの報道に接し、次のとおり抗議文を送付しました。
抗 議 文
2012年1月6日
在本邦アメリカ合衆国大使館
特命全権大使
ジョン・V・ルース 閣下
日本非核宣言自治体協議会会長
長崎市長 田上 富久
本日、貴国がニューメキシコ州サンディア国立研究所において、昨年7月から9月の間に、3度目の新型の核性能実験を実施していたとの報道に接しました。
貴国が新型の核性能実験を繰り返すことは、核兵器の維持、開発につながる恐れがあり、他の国々に核兵器開発の口実さえ与えかねないものです。また、「核兵器のない世界」を目指すとした貴国の考えに逆行しており、世界の平和と安全を脅かす行為にほかなりません。
貴国に対し、誠実に核軍縮に取り組み、核兵器廃絶に向けた主導的役割を果たすよう求めます。
今回の貴国の新型の核実験実施に対し、日本非核宣言自治体協議会は283自治体とその住民を代表し、厳重に抗議しますので、本国へ伝達されるようお願いいたします。