2006年10月 朝鮮民主主義人民共和国
北朝鮮による核実験実施予告声明の報道に接し、次のとおり抗議文を送付しました。
抗 議 文
2006年10月4日
朝鮮民主主義人民共和国
国防委員長 金 正日 閣下
日本非核宣言自治体協議会会長
長崎市長 伊藤 一長
この度、貴国が「科学研究部門で今後、安全性を徹底して担保された核実験を実施する」旨の声明を発したとの報道に接しました。これに対し、日本非核宣言自治体協議会の218自治体とその住民を代表して、厳重に抗議します。
私たち非核宣言自治体は、被爆国である日本の自治体として、住民一人ひとりの生命と暮らしを守るために、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を訴えてきた。
しかしながら、貴国が日朝平壌宣言にあきらかに違反して核実験を実施しようとすることは、国際社会全体への不当な威嚇であり、私たち非核宣言自治体は、こうした核兵器廃絶の流れに逆行しようとする暴挙は断じて許せません。
ここに、日本非核宣言自治体協議会の名において、核実験を実施しようと計画していることに厳重に抗議するとともに、日朝平壌宣言を遵守し核実験を実施することのないよう強く要請します。